マコモダケダイエットで痩せよう!効能や栄養・レシピ5選

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クックパッドで人気急上昇中の「マコモダケ」。

古くから食用や薬用として親しまれてきましたが、健康志向の人が増えた今、マコモダケの持つ栄養価の高さに再び注目が集まっているのです。

マコモダケにはほとんどクセがないため食べやすく、ほのかな甘みと柔らかい歯ごたえがあります。

秋の味覚として楽しむ地域もあり、天ぷらや炒め物とも相性が良く、シンプルな素焼きにしてもおいしくいただける食材です。

ここでは、そんなマコモダケを使ったダイエット方法と、効果やレシピ、注意点などについてまとめています

今だけ味わえる季節の食材を使って、楽しくダイエットを行っていきましょう。


マコモダケダイエットとは

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マコモダケダイエットとは、食事にマコモダケ料理を取り入れるダイエット法です

マコモダケには食物繊維をはじめ、葉緑素やビタミン類、ミネラルなどの栄養素がたっぷり含まれています。

これらの栄養素を利用することで、腸内環境を整えたり、消化器官の動きを活性化するなど、さまざまなダイエット効果を得ることができるのです。

また、マコモダケの味はほとんどクセがないため、他食材とも組み合わせやすく、野菜嫌いの人でも食べやすいというメリットがあります。

低カロリーなどのダイエット効果のある別の食材も活用して、レシピをアレンジしながら上手にマコモダケを取り入れていきましょう。

マコモダケってどういうもの?

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そもそもマコモダケってどういうものか知っていますか?

きのこ?たけのこ?

いいえ、そのどちらでもなく、実はイネ科の仲間なんです。

マコモと呼ばれるイネ科の多年草で、東アジアや東南アジアに広く分布し、河川などの水辺によく群生しています。

そのマコモの根元にできる茎の部分こそが食用として使われる「マコモダケ(マコモタケ・真菰筍)」です

別名ハナガツミや神が宿る草とも呼ばれ、古くから食用だけでなく薬用や霊草としても使用されてきた経緯があります。

収穫時期を過ぎると食味が落ちてしまうため、旬の季節にしか味わえない期間限定の食材です。

マコモダケのカロリーと栄養

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マコモだけのカロリーは100gあたり21kcalと低カロリーです。

食物繊維が豊富なので食べ応えがある他、腹持ちがよい特徴があります。

そんなマコモダケには、

・ビタミンA
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンK
・ビタミンB6
・ビタミンC
・ナイアシン
・パントテン酸
・葉酸
・カリウム
・カルシウム
・ナトリウム
・マグネシウム
・鉄
・亜鉛
・リン
・銅
・マンガン
・ケイ素

など、さまざまな栄養素が含まれています。

とくにビタミンやミネラル、葉酸、カリウムといった成分にいたっては、ニンジンやほうれん草などの野菜よりも多いとされています。

マコモダケダイエットの効果・効能

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食物繊維が与える効果1:便秘改善

マコモダケには不溶性を中心に豊富な食物繊維が含まれています。

そのため、食物繊維が腸内で膨張し、腸壁を刺激することでぜん動運動(便を押し出す運動)が活発になり、便秘が改善されやすくなります。

便秘は体に毒素や有害物質を溜め込み、ダイエットの弊害になりかねませんので、必ず改善して痩せやす土台をつくりましょう。

食物繊維が与える効果2:コレステロール吸収抑制

マコモタケに含まれる食物繊維は、食事によるコレステロールの吸収を抑制する働きがあります。

通常コレステロールは腸管によって吸収されますが、食物繊維がそれを妨害し、そのまま体外へと排出してくれるのです。

そのおかげで悪玉コレステロールが減少し、結果動脈硬化や生活習慣病の予防にも役立ちます。

食物繊維与える効果3:満腹感が得られる

マコモダケには不溶性水溶性の両方の食物繊維が含まれています。

このどちらにも共通しているのは、体内でかさ増しする性質があることです。

そのため、満腹感を得られやすくなり、腹持ちが長時間つづくというメリットがあります。

空腹に耐えられなくてダイエットに挫折したという人は多いと思いますが、マコモダケならそれを解消したうえでダイエットに取り組めます。

食物繊維与える効果4:免疫力アップ

食物繊維によって腸内環境が整うと、免疫力のアップにつながります。

というのも、腸には500種類を超える数多くの細菌が住んでおり、免疫系の活性化や、有害物質の排出、そして病原菌の感染防止などの働きをおこなっているのです。

腸を整えることで、体のバリア機能が高まり、風邪やインフルエンザにかかるリスクを軽減することができますよ。

デトックス効果

マコモダケにはカリウムの量が多く含まれており、利尿作用によるデトックス効果が得られるといわれています。

食物繊維との相乗効果も期待できるので、体の内部からすっきりとリセットしていくことができます。

またカリウムには、筋肉エネルギーの代謝や収縮のサポート、そして体内酵素を活性化させる働きもあるため、毎日積極的に取り入れていく必要がある成分です。

高血圧予防

マコモダケにはクロロフィルと呼ばれる葉緑体が含まれています。

クロロフィルには体のすみずみに酸素を送り届ける働きがあり、同時に、体内の有害金属の排泄血中コレステロールを下げる働きがあるとされています。

コレステロール値が下がると高血圧や動脈硬化のリスクも下がるため、ダイエットにも健康にもプラスとなります。

むくみ改善・予防

マコモダケには豊富なカリウムが含有されています。

カリウムにはナトリウムを排出し、体内の水分量を調節する重要な働きがあります。

そのため、ダイエットや冷えの大敵であるむくみの改善に効果的で、予防としても役に立ちます。

むくみは筋肉量の少ない女性に多く、なかなか痩せないと思っていたら水太りが原因だったという人も少なくありません。

たかがむくみと侮らずに、改善していくよう心がけましょう。

マコモダケダイエットのやり方

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マコモダケダイエットのやり方はいたって簡単。マコモダケをおかずとして取り入れて食べるだけです。

クセがなく灰汁抜きの必要もないため、調理も非常にかんたんです。

焼くと香ばしく香り、加熱の加減で食感が変わるので好みで調節しましょう。

火を通しすぎると食感が悪くなるので注意してくださいね。

調理方法にもとくに決まりはありませんが、カロリーを大幅に減らすことのできるシンプルな素焼きがおすすめです。

きんぴらなどの炒め物との相性もよく、味にクセがなく邪魔をしないので細かく切って餃子の具にしてかさましたり食感を活かすこともできます。

天ぷらなどの揚げ物はどうしても油を吸ってカロリーが増えるため、できるだけ避けるようにしましょう。

マコモダケの選び方

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マコモダケは根元の切り口が白くて新鮮なものから選びましょう。

また、葉の部分がきれいな黄緑色をしていたり、肥大した茎部分が直径約3センチほどであることも美味しいマコモダケの目安となります。

たまに黒い斑点(黒穂菌)ができている場合がありますが、食味が多少劣るくらいで食べるのに問題はありませんので安心しましょう。

マコモダケの保存方法

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マコモダケは約1週間の保存が可能です。

根の方を上にして、乾燥しないように袋に入れてから、冷蔵庫で保存します。

冷凍保存もできますが、生のまま冷凍すると食べられなくなってしまうので、あらかじめカットして下茹でし、一度凍らせてから袋に保存しなければなりません。

面倒な過程は必要ですが、凍らせたあとはそのまま調理に投入するだけで使えるので、場合によっては時短になることもあります。

マコモダケダイエットのおすすめレシピ5選

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丸ごと焼きマコモダケ

【用意する材料】
・マコモダケ    1本
・オリーブオイル  お好みで
・穂紫蘇味噌のたれ あれば

【作り方】
1,グリル皿にマコモダケを乗せて、グランシェフ(スチームオーブン)の高温で約13分焼く。
2,キレイな焦げ目がついたら、竹串を通しスーッと通ればOK。
3,全体の皮をむいて、お好みでオリーブオイルと穂紫蘇味噌のたれを添えたら完成。

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生のおいしいマコモダケ

【用意する材料】
・マコモダケ   好きなだけ
・味噌      適量

【作り方】
1,マコモダケの外側の皮をはがす。硬い繊維質の部分は包丁かピーラーで。
2,お好みで味噌やマヨネーズを添えて完成。

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きんぴらマコモダケ

【用意する材料】
・マコモタケ     4本
・ニンジン      1本
■醤油        80ml
■白だし       20ml
■みりん       30ml
■生姜チューブ    小さじ1~
■にんにくチューブ  大さじ1~
■塩ダレ又はごま油  小さじ2
■水         100ml

【作り方】
1,マコモダケの皮を剥き斜めに切る。ニンジンは皮を剥き大きめの千切りにする。
2,■の調味液をすべて混ぜ合わせ、鍋に入れて火にかける。
3,少し温まってきたら1を加え、調味液を野菜に絡ませる。
4,フタをして中火~弱火で5分ほど煮込み、1度フタを開けてかき混ぜ、再度フタをして3分ほど煮込む。
5,ふたを開けて汁気を飛ばし、全体的に火が通ったのを確認したら完成。

まこもだけの炒め物

【用意する材料】
・まこもだけ   1本
・醤油      小さじ2~
・塩       少々
・白ごま     少々
・ごま油     少々
・敷き油     適宜

【作り方】
1,まこもだけを千切りにする。
2,フライパンに油を敷きまこもだけを炒める。
3,醤油、塩で味付けして、ごま油をたらし、白ごまを混ぜたら完成。

まこもたけのかんたん酢味噌和え

【用意する材料】
・まこもたけ   2本
・ちくわ     2本
・キュウリ    1本
■酢       大さじ1
■味噌      大さじ1
■砂糖      小さじ1
■みりん     小さじ1
・塩少々

【作り方】
1,まこもたけ、ちくわ、キュウリは細切りにする。
2,フライパンに2cmほどお湯を沸かして、まこもたけを入れ1分間茹で、ザルにあげて水気を切る。
3,キュウリは軽く塩もみして水気を切る。
4,みりんは30秒レンチンしてアルコールを飛ばしてから、■をすべて混ぜ合わせる。
5,まこもたけ、キュウリ、ちくわを合わせて4で和えたら完成。

マコモダケダイエットにおすすめのレシピ動画集

マコモダケダイエットの注意点

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食べすぎに注意

マコモダケに含まれる食物繊維は、食べ過ぎると便秘の悪化を招いたり、腸を刺激しすぎて下痢になってしまう可能性があります。

いくら低カロリーとはいえ、たくさん食べてもいいということではなく、どんな食材にもいえることですが過剰摂取は体によくありません。

満腹感を得たいなら、食事の最初にマコモダケ料理を食べ、よく噛んでから飲みこむようにしましょう

そうすることで、栄養が体内に吸収されやすく、脳の満腹中枢を刺激して満足感が得られやすくなります。

運動を取り入れる

マコモダケダイエットは食べると痩せる、というわけではありません。

そのため、より効率的なダイエットを望むなら運動を取り入れるようにしましょう。

モチベーションを維持するためにも、慣れないうちはハードな運動より、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動から始めることをおすすめします。

あくまでもマコモダケの役割は、食べ過ぎの抑制とカロリー摂取を減らすことにあります。

ダイエット効果があるといっても、カロリーの消費活動が行われなければ体重に大きな変化は見込めないので注意しましょう。

マコモダケダイエットのまとめ

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マコモダケダイエットについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

今までマコモダケの存在は知っていても、体に良いと分からず食材のラインナップから外してきた人も多いはず。

しかし、これだけ栄養に長けていることがわかれば、ダイエットだけでなくとも健康のためにも積極的に取り入れたくなってきますよね。

栄養が偏りがちな食事制限よりも、バランスの取れた食事を取りながら健康的なダイエットをしていた方が、長期的に見て体によい影響をもたらしてくれます。

何よりダイエットの我慢はリバウンドの源。ストレスの大きいやり方はもうやめて、食べながら楽しくおこなえる無理のないダイエットに取り組んでみましょう。


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