トマトのうまみや栄養素がギュッと凝縮された「トマトジュース」。
スーパーでは常に並んでいて、健康や美容に効果があるとして人気の高いドリンクです。
このトマトジュース、じつはダイエットにも効果的な栄養素もたっぷりとふくまれているんです。
以前テレビで報道されて、品薄になったこともあるんだそう。
そこで今回は、トマトジュースのダイエット効果ややり方、アレンジレシピなどをご紹介していきます!
目次
トマトジュースダイエットとは
トマトジュースダイエットとは、市販のトマトジュースを摂取するだけの簡単なダイエット法です。
生のトマトよりもダイエット効果が期待できる「リコピン」という成分を多く摂取できるからだといわれています。
トマトジュースのカロリー
トマトジュースのカロリーは、1本(200ml)あたり40kcalです。
低カロリーなので、1日の摂取カロリーがオーバーするという心配があまりありません。
トマトジュースダイエットの効果
リコピンで新陳代謝アップ&美肌効果
トマトの赤い色素は「リコピン」という成分によるもので、強い抗酸化作用があるといわれています。
抗酸化作用というと、体をサビつかせる「活性酸素」を除去して美肌効果や生活習慣の予防があると知られていますよね。
この他にも、悪玉コレステロールを除去してくれる作用や、血液をサラサラにしてくれる作用もあるんです。
血液の流れが良くなると全身に酸素や栄養素が行きわたり、新陳代謝がアップし、痩せやすい体質に変わるとされているんですよ。
ペクチンが便秘改善&血糖値の上昇を抑える
トマトにふくまれている「ペクチン」は、水溶性食物繊維に分類されている成分です。
水溶性食物繊維は摂取すると、体内でゲル状に変化し、老廃物を吸着して体外へと排出する作用があります。
これにより腸内環境がととのい、便秘を改善する効果が期待できるんです。
また、ペクチンは食事で摂取した糖質を、ゆっくりと腸へ移動させるため、食後の血糖値の上昇をおさえる効果も得られます。
クエン酸で疲労回復
レモンやみかんなどの柑橘類に多くふくまれている「クエン酸」。
疲労回復効果が得られるとされている、体に優しい成分です。
体の呼吸にかかわっているTCAサイクルというものの動きが、クエン酸の作用により活発化し、体内にエネルギーが生まれるとされています。
トマトジュースにもクエン酸がたっぷりとふくまれており、疲れた体を回復する効果が得られる効果が期待できるんですよ。
■TCAサイクルとは
TCAサイクルとは、生物がエネルギーを作り出すための体内燃焼システムのこと。
食事から摂取した糖質、疲労の原因物質である乳酸、体脂肪などを分解してエネルギーに還元する特徴を持っています。
生物が生きていくために必要なエネルギーを生成する唯一の仕組みです。
トマトジュースダイエットのやり方
トマトジュースダイエットのやり方は、トマトジュースを1日1杯(200ml)を飲むだけです。
置き換えダイエットではないので、ツライ食事制限がなくラクにダイエットを行えますよ。
この量を摂取すると、20~30mlのリコピンを摂取することができるんです。
飲むタイミングについては後述しますね。
トマトジュースダイエットの効果をアップさせるポイント
トマトジュースを飲むタイミングは夜
トマトジュースダイエットの効果をアップさせるには、夜飲むことがおすすめです。
トマトジュースにふくまれている成分の「リコピン」には、成長ホルモンを分泌してくれる作用があります。
このホルモンは、寝ているときに日中にダメージを受けた内臓や皮膚を治したり、筋肉がつきやすくなるエネルギーの代謝をアップさせる効果があるとされているんです。
ゴールデンタイムの夜10~午前2時頃までに多く分泌するといわれていて、夕食後の就寝前にトマトジュースを摂取することで、成長ホルモンの分泌が活性化するんだとか。
このため、ダイエット効果が通常の方法よりも得られやすくなるんですよ。
トマトジュースは無塩のものを選ぶ
トマトジュースには、「味付き加塩タイプ」と「無塩タイプ」の2種類があります。
味付き加塩タイプの方が飲みやすいのですが、トマトダイエットでは、無塩タイプのものを選ぶようにしてください。
塩分を余分に摂取することにより、むくみを引き起こして体重が増加してしまう場合があります。
オリーブオイルと組み合わせる
トマトジュースにふくまれているリコピンは、オリーブオイルと組み合わせて摂取することで、体内の吸収率が通常の4倍も高まるとされています。
その理由は、リコピンは油に溶け出す性質があるからなんだとか。
食用油の中でも特に、善玉コレステロールを増やして、血液をサラサラにしてくれる「オリーブオイル」との相性が抜群といわれているんです。
トマトジュースダイエットは、イタリアン好きな方にとって最適なダイエットですね。
トマトジュースのおすすめアレンジレシピ
トマトジュースとオリーブオイルのホットドリンク
【材料】
・トマトジュース 200cc
・オリーブオイル 20gまたは大さじ1.5
【作り方】
1.マグカップにトマトジュースとオリーブオイルを入れて、レンジ(600W)で90秒温めてかき混ぜたら完成。
トマトジュースとリンゴ酢のドリンク
【材料】
・トマトジュース 適宜
・りんご酢 適宜
【作り方】
1.コップにリンゴ酢とトマトジュースを入れ、かき混ぜたら完成。
りんごダイエットで効果的に痩せよう!方法や口コミ・レシピ3選
トマトジュースと豆乳のホットドリンク
【材料】
・無調整豆乳 100cc
・トマトジュース 100cc
・はちみつ 小さじ1
【作り方】
1.マグカップに、トマトジュース・豆乳・はちみつを入れる。
2.レンジ(600W)で1分20~30秒温めて、かき混ぜたら完成。
豆乳ダイエット7種類のやり方とレシピ|食前か間食に飲むのが鍵
トマトジュースダイエットにおすすめのレシピ動画集
ダイエットにおすすめする市販のトマトジュース
1.KAGOME カゴメトマトジュース 食塩無添加
2.デルモンテ 食塩無添加トマトジュース
3.伊藤園 熟トマト
トマトジュースダイエットのインスタグラムでの声
トマトジュースダイエットの注意点
飲み過ぎに注意
ダイエット効果を早く得たいからといって、飲みすぎると肌が黄色っぽくなる症状が出る可能性があります。
トマトジュースには「カロテノイド」という色素がふくまれており、過剰に摂取するとその色素が、手のひらや足の裏に出やすいとされているんです。
そのため、トマトジュースは1日1本を飲むようにしてください。
トマトジュースは常温で飲む
「冷たいもの摂取は代謝を低下させて太りやすくなる」と、夏場によく聞きますよね。
このため、トマトジュースは冷やさず常温で飲むようにして、痩せやすい体質を手に入れるためにも、代謝の低下をふせぐようにしましょう。
【トマトジュースダイエットのまとめ】
トマトジュースダイエットについてご紹介しました。
トマトジュースを飲むだけなので、すぐにでも始められそうですね。
しかし、飲むタイミングと注意点を守らないと、ダイエット効果が得られなくなってしまうので、しっかりと守って実践してみてくださいね。