私たちの体は栄養不足になると、痩せることが難しくなってしまうことをご存知でしょうか?
特に食事制限ダイエットなどは栄養バランスが偏りやすく、カロリーをいくら減らしてもダイエットに失敗してしまう、なんてことも少なくありません。
そんな失敗を避けるためにもおすすめなのが、栄養価の高い「野菜ジュース」を使ったダイエット方法です。
飲むだけなので継続しやすく、単調な味に飽きてしまう心配もありません。
人によっては短期間で成果を出すことも可能です。
ここでは野菜ジュースダイエットの効果や方法、成功させるコツ、手作りレシピ、注意点についてまとめています。
これからダイエットに、もしくは健康のために野菜ジュースを飲んでみようと思っている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
野菜ジュースダイエットとは
野菜ジュースダイエットとは、毎日野菜ジュースを飲むだけのいたってシンプルなダイエット方法です。
手作りの野菜ジュースなら、その日の体調や気分に合わせて野菜の種類やジュースの味を選ぶことができるので、自分のペースで続けていくことができます。
さらにはダイエットにありがちな栄養不足も回避でき、ミキサーやジューサーを所持していなくても、今では減塩タイプや糖質カットの野菜ジュースが多く売られているため心配はありません。
自家製にこだわらずとも市販品で補うことができるため、作るのが手間な場合にも賢く活用するようにしましょう。
なによりも続けるということにフォーカスして、無理なく続けられるような工夫をしてみてくださいね。
野菜ジュースのカロリー
平均的な野菜ジュースのカロリーは100gあたり39kcalです。
オレンジジュースが42kcal、りんごジュースが44kcalほどなので、そこまで大きな差はないことがわかります。
野菜ジュースの場合は、原材料の種類によってカロリーは大きく変動します。
とくに果物には果糖が多く含まれているため、甘くして飲みやすくしようと果物をたくさん入れてしまえばカロリーもその分高くなってしまう可能性もあるので注意しましょう。
野菜ジュースダイエットの効果
酵素やその他栄養素が代謝を促す
近年、酵素が体によいことはよく耳にしますが、野菜ジュースはその酵素が豊富に含まれています。
酵素には消化や代謝を促す働きがあるとされ、痩せやすい体作りのサポートをしてくれるのです。
野菜ジュースにはその他高い栄養価が含まれているため、体にバランスの取れた栄養が届けられることでさらなる代謝の活性化が期待できます。
酵素は外部から摂取することが大切ですが、食事だけで必要分補うのは難しいものです。
そんなときは野菜ジュースを賢く活用して不足分を補ってしまいましょう。
ビタミンやミネラルが豊富
ビタミンやミネラルは減量のためには欠かせない成分です。
食事による糖質や脂質の分解とエネルギー代謝を助ける働きがあるため、不足すると痩せることが難しくなるのです。
また、新陳代謝を高める作用によってダイエット中の肌荒れを防ぎ、ニキビなどの改善にも役立ちます。
野菜ジュースの種類によってその内容は変わりますが、主に以下のような栄養素が摂取できます。
- ビタミンC
- ビタミンA(βカロテン)
- ビタミンE
- ビタミンK
- 葉酸
- 鉄分
- カリウム
食物繊維で腸内改善
野菜ジュースには入っている野菜の分だけ豊富な食物繊維が含まれています。
食物繊維には腸の動きを活性化して便秘の解消にも効果的です。
便秘は体内に有害物質を溜め込んでしまうため、血中に毒素が回ったり代謝を下げてしまう可能性があります。
食事から食物繊維を補うのが難しい人は、野菜ジュースで簡単に補ってしまいましょう。
デトックスでむくみ改善
野菜ジュースに含まれる酵素と食物繊維はデトックスにもつながります。
そのため、体内の老廃物や水分を排出し、循環をスムーズにすることでむくみの改善にも役立つのです。
むくみは見た目に悪影響を及ぼすだけでなく、水太りといって体重の増加にもつながってしまいます。
なかなかスッキリできない人は、デトックスして体内の水分調節を正常化しましょう。
野菜ジュースダイエットの方法&飲む量
野菜ジュースダイエットには2つの方法があります。
どちらも飲むだけの簡単な方法ですが、食生活や生活リズムに合わせて自分のできそうなものから行いましょう。
食前に野菜ジュースを飲む
毎食、食事の前に野菜ジュース200mlを飲みます。
食前に飲むと野菜ジュースの豊富な栄養素のおかげで満腹感が得られやすくなるのです。
その結果、自然と食事の量を減らすことができ、無理なくカロリーをカットにつなげることができます。
先に野菜ジュースを飲むと食事の吸収も穏やかになるため、血糖値の上昇が気になる人にも向いています。
朝食を野菜ジュースに置き換える
普段の朝食を野菜ジュース200mlに置き換えて行う方法です。
食前に飲む方法よりも置き換える食事の分だけカロリーカットができるため、ダイエット効果は格段にアップします。
野菜ジュースは食物繊維がそのまま入っているので、口当たりが普通のジュースに比べるとドロドロとしていてお腹も満たされやすいのが特徴です。
とくに朝食を取る習慣がない人におすすめの方法です。
代謝アップやデトックス効果も期待でき、朝のエネルギー源となって活力的に過ごすことができます。
野菜ジュースダイエットを成功させるコツ
手作り野菜ジュースがおすすめ
野菜ジュースといえば市販で購入することが一般的でしたが、ミキサーやジューサーの普及率も上がり、ジュースを手作りしている人も多くなりました。
売られている野菜ジュースは改良されたものも出てきているなか、飲みやすさや保存期間を延ばすために砂糖や添加物が含まれているものも未だに多いのです。
その点、自分で作るなら完全無添加の野菜100%ジュースをつくることも可能で、甘さや塩加減も自分好みに調節することができます。
食べやすい野菜や得られる効果から野菜を選んで、その日の体調や気分に合わせながら、毎日フレッシュな自家製野菜ジュースを楽しんでみましょう。
市販のジュースは糖質オフや減塩タイプを選ぶ
自宅にミキサーやジューサーがなければ手作りはできませんし、手間だから市販の野菜ジュースで済ませたいと思う人も多いはず。
市販の野菜ジュースを購入するなら、できるだけ果物や塩分(ナトリウム)が入っていないものを選ぶようにしましょう。
果物には果糖が多く含まれており、その量によってはカロリーや糖質が高くなってしまう場合があるのです。
現在ではダイエットに最適な糖質オフのタイプや、減塩タイプの野菜ジュースも販売されているため、そちらをできるだけ活用するようにしましょう。
野菜ジュースの手作りレシピ4選
ニンジン丸ごとジュース
【用意する材料】
・ニンジン 1本
・小松菜 ひとつかみ
・レモン 1/4個
・生姜 少々
【作り方】
1,全ての材料をミキサーorジューサーにいれ攪拌したら完成。
にんじんダイエットのやり方や効果・レシピ!【食べ過ぎに注意!】
フルーツと小松菜のジュース
【用意する材料】
・バナナ 1本
・オレンジ 1個
・りんご 1/2個
・小松菜 1束
・豆乳or牛乳 お好みで
【作り方】
1,全ての材料をミキサーorジューサーに入れて攪拌したら完成。
りんごダイエットで効果的に痩せよう!方法や口コミ・レシピ3選
トマト酢ジュース
【用意する材料】
・トマトジュース(無塩) 150cc
・りんご酢 大さじ1
・氷 適量
【作り方】
1,全ての材料をグラスに注ぎ混ぜたら完成。
レモンでさっぱりジュース
【用意する材料】
・きゅうり 50g
・レタス 40g
・レモン 40g
・ナス 50g
・水 50cc
【作り方】
1,全ての材料をミキサーorジューサーに入れて攪拌したら完成。
野菜ジュースダイエットにおすすめのレシピ動画集
市販のおすすめ野菜ジュース
カゴメ 野菜ジュース糖質オフ 低カロリー
【商品説明】
糖質がカットされているうえ、食塩不使用、保存料無添加というダイエットには理想的な野菜ジュースです。
カロリーも1本あたり21kcalと低く、食事のカロリーと合わせてもオーバーになりにくいのがうれしいところ。
味については「飲める範囲」との意見が多く、口当たりがサラッとしていて青汁よりも飲みやすいといった声が寄せられていました。
キャンベル V8野菜ジュース
【商品説明】
販売の歴史が長く、アメリカでNO,1と名高い野菜ジュースです。
1日分の緑黄色野菜がぎっしりと詰まって、飲みごたえも抜群となっています。
通常の野菜ジュースと比べて78%減塩している商品です。
野菜ジュースダイエットの口コミ体験談
野菜ジュースダイエットのインスタグラムでの声
野菜ジュースダイエットの注意点
作り置きはしない
野菜ジュースは酸化しやすいため作り置きには向いていません。
酸化すると風味が落ちるだけでなく、せっかくの栄養成分が得られなくなってしまいます。
自家製ジュースをつくる場合には、作った後すぐに飲むようにしましょう。
有機野菜やオーガニック野菜を使う
自家製野菜ジュースをつくるなら、その材料はできるだけ生産地の記載がある有機栽培やオーガニック野菜を使うようにしましょう。
手作り野菜ジュースは加熱処理をしないので、残留農薬には特に気をつける必要があるのです。
手に入らなければ、残留農薬が体内に入るのを防ぐために野菜をよく洗うようにしてくださいね。
野菜ジュースダイエットのまとめ
野菜ジュースダイエットについてご紹介してきました。
適量飲むだけで1日に必要とする栄養素が補えることが野菜ジュースの最大のメリットです。
体内にバランスのよい栄養素が行き渡ると、代謝が上がるだけでなく痩せやすい体質へと整っていきます。
おすすめは食事を見直すきっかけともなる置き換えダイエットですが、置き換えはお腹が空きそうで心配…という場合は、食前に飲む方法から試してみてどのくらいの腹持ちがあるのか実感してからチャレンジしてみましょう。
また、いくら飲みやすくても果物をたくさにれてしまっては果糖の摂り過ぎとなってしまうので、市販の野菜ジュース選びや、手作りの野菜ジュースを作るときの材料選びには注意してくださいね。
野菜ジュースダイエットで体内から「キレイ」を手に入れましょう。