子供のころにフラフープで遊んだ経験がある方、多いのではないでしょうか?
しかし今やフラフープは「子供の遊び道具」だけの用途ではありません。
室内でできる有酸素運動の中でも、運動量が多い「ダイエットの道具」として注目を浴びています。
天候に左右されることもなく、2畳ていどの広さがあれば自宅で簡単にトレーニングに励むことができるのが、このフラフープダイエット最大のメリット。
時間がない人でも手軽に始めることができる運動です。
今回は、そんなフラフープダイエットの効果ややり方、そして選び方などをご紹介していきます。
目次
フラフープダイエットとは
フラフープダイエットとは、フラフープを回すことでお腹周りや下半身の脂肪や筋肉を刺激し、ダイエット効果を得るという方法です。
フラフープを継続して回すと、結果的に腹部の脂肪を揉みだしてマッサージ効果や深層筋への刺激が得られます。
そのマッサージ効果で血流がよくなると代謝が促進され、皮下脂肪などの燃焼へつながるというわけです。
ただ回せばいいというわけではないので、フラフープを効果的に使うコツや正しい回し方を理解していきましょう。
フラフープダイエットの効果
有酸素運動で脂肪の燃焼を促進
フラフープはウォーキングなどと同じ有酸素運動です。
激しい運動ではないので、じんわりと汗をかいて脂肪を効率よく燃焼することができます。
脂肪燃焼の条件として20分以上続けることが必要となってきますが、フラフープなら何かをしながらできるので20分なんてあっという間です。
テレビを見ながら回したり、音楽を聴きながらリズムに合わせて回したり、自分に合ったながら運動で続けやすい工夫をしましょう。
インナーマッスルを鍛えて代謝をアップ
フラフープはお腹周りの筋肉を集中的に使う運動です。
普段は使わない深層筋ともよばれるインナーマッスルが鍛えられ、代謝がグンとあがります。
また、インナーマッスルの一つである腹斜筋を鍛えることでくびれのラインができ、ぽっこり下腹部を予防することができます。
ウエストにくびれがつくれる
お腹周りに筋肉がつくと、フォルムが引き締まり、キュッとしたくびれができるようになります。
また、フラフープをウエストで集中的に回してなんども適度に圧をあたえ、脂肪をもみほぐしながら血のめぐりを良くすることでも綺麗なくびれにつながるようです。
骨盤矯正で便秘を解消
骨盤は内臓をささえる重要なものです。
その骨盤がゆがんでしまうと、内臓の位置がずれてしまい(俗に言う内臓下垂)、排泄機能の低下につながります。
ゆがみの主な要因は骨盤付近の筋肉の衰えによるものですが、フラフープを回しながらバランスを取ろうとするこの動き、腰の筋肉に働きかけて、骨盤を引き締める効果があるんです。
骨盤を矯正して大腸や直腸をただしい位置へともどし、便秘を解消させましょう。
部分痩せする効果
フラフープはウエスト以外にも、太ももやヒップの部分痩せの効果を発揮することができます。
太ももやヒップといった局部を使って集中的に回すことで、ウエストの時と同様の脂肪の揉みだし効果が得られます。
ここでも普段使わないような筋肉を使いますから、深層筋が鍛えられ姿勢改善にも効果的です。
多少コツが必要で、うまく回せないという人も多いと思いますが、それだけ使わない筋肉を使っているという裏返しにもなりますから、試す価値はあると思いますよ。
腰痛を予防する効果
腰痛もちの人って結構多いですよね。
日々の姿勢や筋肉が衰えによって腰痛が発生してしまうケースが多いようですが、フラフープはこの腰痛を予防する効果が期待できます。
フラフープを回すことでインナーマッスルが鍛えられ、姿勢がよくなることはもちろん、腰回りの筋肉が左右均等に鍛えることができ、背骨のゆがみを防ぎます。
すでに腰痛を発症している方でも、フラフープで腰痛の改善が期待できるのだそうです。
フラフープダイエットのやり方
フラフープダイエットは、週4回程度、1日10分を目安に運動するダイエット法です。毎日続けてやるよりも、1日置きに運動した方が効果があるとされています。
1,フラフープを4分間まわす。
2,2分の休憩をはさむ。
3,次は逆回りでフラフープを4分間まわす。
これを1セットとして、慣れてきたらセット数を増やしてみるなど自分に合った難易度に工夫しましょう。
フラフープの効果的な回し方
フラフープはどの方向に回しても消費カロリーは変わらないのですが、左右均等に鍛えるために、できるだけ右回りと左回りができるようになりましょう。
回しやすい方向ばかりで回していると、体のバランスが悪くなってしまったり、重心がかたよって腰痛やひざの痛みなどを招いてしまうということも。
フラフープの回転は腰の前後運動によるものなので、どの方向に回す場合もあまり変わりません。
回しやすい方向での腰の動きをイメージしながら、逆回しの回し方も会得しておきましょう。
フラフープダイエットの注意点
フラフープを長時間回さない
慣れないうちは腰への負担が大きいので、長い時間フラフープを回さないようにしましょう。
またフラフープのやりすぎは、内臓へダメージを与えることになりかねません。
長く続ける場合は、腰以外の場所でも回してみたり、休憩を挟むようにしてみてください。
腰を痛めているときはやらない
腰痛の改善にも効果的であると前途しましたが、腰が痛いときにフラフープをしていいということではありません。
場合によっては腰痛を悪化させることもありますので、腰を痛めているときは無理にやらないようにしましょう。
腰への負担がある運動ということを十分に理解することが必要です。
腰に痛みを感じたらすぐに中止する
まだ回し方が慣れていないという人も、正しい回し方をしている人も、腰に痛みがでたらすぐに中止するようにしましょう。
「腰への痛み」と「筋肉が刺激されているきつさ」はまったくの別物です。
もし痛みが長引くようであれば、専門の医師に相談するようにしましょう。
ダイエットに効果的なフラフープの選び方
フラフープにもサイズや重さの種類がありますが、平均として直径90cm~95cmくらいで重さが500g程度のものが回しやすいとされています。
ウエストの幅がある方、逆に小柄でウエストの幅がない方は、ウエストのサイズに合わせてフラフープを選ぶようにしましょう。
例えば、
・ウエスト100cm フラフープの直径115cm(平均+25cm)
・身長140cm以下 フラフープの直径85cm(平均-10cm)
・身長150cm以下 フラフープの直径90cm(平均-5cm)
などです。
できるなら実際にフラフープを回してみて、体型に合っているかどうか回しやすさを確認しましょう。
ダイエットにおすすめのフラフープ3選
1.鉄人倶楽部 シェイプアップ フラフープ
2.フラフープ ダイエット 大人用
3.シェイプアップフラフープ (KW-724)
【フラフープダイエットのまとめ】
フラフープダイエットについてご紹介しました。
場所を選ばずにどこでもできるのがうれしいフラフープダイエット。
ポピュラーな運動なので動画解説もたくさんありますし、カメラを固定して撮影した自分の動きを客観視するなんてこともできそうです。
ぜひフラフープダイエットに挑戦して、引き締まったくびれを手に入れてくださいね。