シンプルな甘みとみずみずしい食感のある「りんご」。
健康や美容に良いとされており、食後のデザートに食べている方も多いのではないでしょうか。
実は、体に良いといわれているりんごには、ダイエット効果があることをご存知でしたか?
少し前にメディアで取り上げられて、一大ブームを巻き起こしたこともあるんですよ。
そこで、今回はりんごダイエットの方法や効果・レシピなどを、ご紹介していきたいと思います。
目次
りんごダイエットとは
りんごダイエットとは、エドガー・ケーシーという方が考案したダイエット法です。
りんごを1日の食事のうちの1食分に置き換えたり、3日間りんごでプチ断食を行って体重を落としていきます。
りんごダイエットの効果
1日の摂取カロリーが抑えられる
りんごは1個分が約100~150kcalほどで、カロリーが少なめです。
食事で2個食べても約200~300kcalほどなので、1日の摂取カロリーをおさえることができます。
また、りんごは以外とボリュームがあるので、満腹感を得られやすい利点があります。
食物繊維が便秘を改善
りんごには「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類がふくまれています。
水溶性食物繊維は体内の水分は吸収してゲル化し、腸内の老廃物を吸着して体の外へ排出する作用があります。
一方、不溶性食物繊維は体内の水分をふくんで膨らみ、便のかさましをして腸のぜんどう運動を活発化させてくれます。
これら作用により、ダイエットの大敵である便秘を改善する効果が期待できるんです。
カリウムでむくみを解消
りんごに含まれている栄養素のカリウムには、過剰に摂取したナトリウムを体の外へ排出させ作用があります。
体内の余分な水分がなくなるため、むくみが解消されやすくなるんですよ。
強い抗酸化作用が新陳代謝を促進
りんごには、健康や美容に良いと人気の成分「ポリフェノール」を豊富にふくまれています。
ポリフェノールには活性化酸素を押さえてくれるはたらきがあり、新陳代謝を促進させたり、コレステロールを低下させる効果があるといわれています。
また、老化を防止する作用もあり、アンチエイジング効果も期待できますよ。
りんごダイエットのやり方
りんごダイエットのやり方は、「1食分を置き換える方法」と「3日間プチ断食」の2種類あります。
自分にあいそうなだな、と思うものを選んで挑戦してみてください。
朝りんごダイエット
午前中の体内では、老廃物を排出させようとする働きが活発化します。
朝食に消化の負担が大きいものを食べると、排出運動がしっかりと行われなくなってしまうと考えられています。
りんごは30分以内で消化されるので、朝食に置き換えることで体が排出運動に専念でき、お通じをスムーズにする効果が得られるとされているんです。
これにより、太りにくく痩せやすい体へと変化していきます。
夜りんごダイエット
午後は、午前中と比べて活動量が減り、それに加えて消費エネルギーが減ります。
そのため、置き換えダイエットにはうってつけといえます。
夕食をりんごに置き換えることで、摂取カロリーをおさえられるので、脂肪の蓄積をふせぐことができるんです。
しかし、夕食時は家族や友人と食事を楽しんだり、美味しい料理を食べて幸せな気分になったりするストレスを発散させる場でもあります。
「夕食は食を楽しみたい!」という方はストレスをためないためにも、朝食に食べることをおすすめします。
3日間プチ断食する方法
りんごで3日間プチ断食する方法は、期間中りんごをいつでも食べていいというものです。
りんごだけを食べることにより1日の摂取カロリーを減らし、体重を減少させる効果が得られやすくなります。
3日間プチ断食を行うときは、体に必要な水分を保持するために、常温の水か白湯・ミネラルウォーターをこまめに飲むようにしてください。
ちなみに、夜寝る前にオリーブオイル大さじ1を飲むことで、デトックス効果が高まりやすくなるとされています。
りんごダイエットにおすすめのレシピ
りんごとシナモンのフライパン炒め
【材料】
・りんご 1個
・シナモン 大さじ1
【作り方】
1.りんごを八つ切りにして、さらに16等分に切る。
2.熱したフライパンに1を入れ、焦がさないようにしんなりするまで炒める。
3.りんごがしんなりしたら、シナモンを加えてからませながら焼いたら完成。
りんごの低カロスチーム蒸し
【材料】
・りんご 1個
【作り方】
1.りんごをひと口大にスライスして、1%の塩水に2分つける。
2.1の水気を切り、シリコンスチーマーに入れてレンジ(600W)で2分加熱し、その後余熱で10分ほど放置して完成。
簡単冷凍りんご
【材料】
・りんご お好きな分量
【作り方】
1.お好きな大きさ(うす切り・一口大)に切り、保存袋に入れて冷凍したら完成。
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りんごダイエットにおすすめのレシピ動画集
りんごダイエットの効果を高めるポイント
りんごは皮ごと食べよう
りんごの皮には「りんごポリフェノール」と「ペクチン」という成分がふくまれています。
リンゴポリフェノールには代謝をアップや脂肪の吸収をおさえる作用があり、ペクチンには、体内の脂質や糖質を体の外へ排出させる作用があります。
ただし、皮には農薬が残っている場合があるため、しっかりと洗ってから食べるようにしてくださいね。
りんごダイエットの口コミ
りんごダイエットの口コミを集めました。実際ダイエットを行った方は、どんな結果になったか気になりますね。
りんごダイエットでの注意点
1日2食は栄養バランスのよい食事を摂る
りんごにはたんぱく質が含まれていません。
たんぱく質は筋肉を作る材料となるため、しっかりと摂取しないと筋肉が減り、リバウンドを起こす可能性があります。
そのため、1日のうち2食はたんぱく質がしっかりと含まれている、栄養バランスの良い食事を摂るように心がけてください。
・鶏のささみ肉
・アジ
・初鰹
・豆腐
・納豆
プチ断食は無理をしない
プチ断食中は炭水化物・脂質・たんぱく質などの、体の維持に必要な栄養素が不足してしまいます。
そのため、断食中はカロリー消費の多い運動は控えるようにして、体に異変を感じたらすぐに中止するようにしてください。
また、女性の場合は、生理前や生理中は体調が崩れやすいため、りんごダイエットのプチ断食は控えるようにしましょう。
【りんごダイエットのまとめ】
りんごダイエットについてご紹介しました。
りんごには、代謝の促進や便秘の予防・改善するなどのダイエット効果があるため、摂取すると体重が落ちやすくなります。
しかし、無理をしてしまうと体を壊したり、リバウンドを引き起こしてしまう可能性があるので、十分注意してください。
健康的に痩せるためも、りんごダイエットは無理をせず体調に気をつけながら行いましょう。