深みのある香りと味の余韻がクセになる「ウーロン茶」。
トクホ認定の商品も売られているので知っている方も多いと思いますが、実はこのウーロン茶、食事中に飲むとダイエット効果が得らえるんです。
そこで今回は、ウーロン茶の種類や期待できる効果、ダイエットのやり方、飲み方、注意点についてまとめてみました。
今までなんとなく飲んでいたという方も、ぜひ参考にしてウーロン茶ダイエットで健康的な体を手に入れましょう!
目次
ウーロン茶ダイエットとは
ウーロン茶ダイエットとは、食事中にウーロン茶を飲みながら行うダイエット法です。
食事によるの脂質の吸収を抑える働きがあり、特に油ものが胃腸の中に入っているとき、ウーロン茶を飲むことで効果を発揮します。
「中華料理にはウーロン茶」とよく聞くのはこのためなんですね。
ウーロン茶ダイエットは基本的に飲むだけで行えるので、誰でも簡単に始めることができます。
スーパーやコンビニなど、ほとんどの店舗で売られているため手に入りやすく、続けやすいのもメリットです。
ウーロン茶の種類
ウーロン茶(烏龍茶)は漢字から見てもわかるように中国発祥のお茶です。
中国茶の中でも「青茶」に属しており、ウーロン茶だけでも烏龍、水仙、色種、鉄観音、などの種類があります。
ウーロン茶は「半発酵茶」と呼ばれ、茶葉の発酵(加熱)を途中で強制的に止めることでつくられています。
ウーロン茶のカロリーや糖質
ウーロン茶の気になるカロリーは100gあたり0kcalです。
一方糖質は、100gあたり0.1gとなっています。
ウーロン茶はエネルギー消費量が高く、1杯飲むだけで40kcalのエネルギーを消費するといわれています。
また利尿作用があるためウーロン茶を飲んだ後はトイレが近くなり、カロリーや毒素もデトックスされるのでなんとなくマイナスになっているように感じますが、食事によるカロリーまで排出されるわけではありません。
ウーロン茶を飲んでいるからたくさん食べても大丈夫、と勘違いしている方もいるようですが、ウーロン茶はあくまでも脂肪の吸収を抑える効果を持っているというだけであって、食事のカロリーはカットできるものではないことに注意しましょう。
ウーロン茶ダイエットの効果
脂肪吸収を抑制し、分解を促進するウーロン茶ポリフェノール
ウーロン茶には独自のポリフェノールが豊富に含まれています。
名前もそのまま「ウーロン茶ポリフェノール」と呼ばれており、トクホにも認定されている有名な成分です。
食事による脂肪の吸収を抑え、ついてしまった中性脂肪の分解を促す働きがあるとされています。
また、悪玉コレステロールを下げる働きや、体内の不要物を排出するデトックス作用も期待できる、ウーロン茶ダイエットの肝となる成分です。
コレステロール値の上昇を抑えるカテキン
ウーロン茶の渋み成分であるカテキンには、血中コレステロールの上昇を抑制する効果があるとされています。
さらに、血圧の上昇を緩やかにしてくれる働きもあるので、脂肪の蓄積を防いで太りにくい体質に導いてくれます。
また、カテキンにはビタミンCの数十倍もの抗酸化力があるため、活性酸素による老化や病気を防ぐアンチエイジング効果や、悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラにする効果も期待できます。
抗酸化力に優れたカロテノイド
天然色素の一種であるカロテノイドは、パプリカやトマトに含まれていることでも有名です。
強い抗酸化作用を持っており、細胞膜のリン脂質から発生する過酸化物の連鎖を断ち切り、過酸化脂質を防いで動脈硬化を予防します。
また、唯一カロテノイドにしかない働きとして、非常に強い活性酸素である一重項酸素を体内から排除してくれる作用を持っています。
脂肪の蓄積を抑えるサポニン
サポニンには体内に吸収されたブドウ糖と脂肪酸が合成されるのを防いで、余分な脂肪をつかないようにしてくれる働きがあります。
さらに、油分を分解する働きがあり、ウーロン茶ポリフェノールとの相乗効果が期待できるとされています。
これにもまた優れた抗酸化作用があり、血中の脂肪やコレステロールの酸化を防いで悪玉コレステロールの蓄積を抑えるのに役立ちます。
ナチュラルキラー細胞と呼ばれるリンパ球の1種を活性化する作用も持っているので、風邪をひきにくくインフルエンザの予防にも効果的です。
リラックス作用のあるテアニン
ウーロン茶の旨味や甘みであるテアニンには、脳の神経細胞に作用して興奮を抑えてくれる働きがあります。
興奮が収まることによるリラックス作用や、意欲を改善する効果、睡眠の質の改善効果などが期待できます。
イライラしやすいダイエット中や、ストレスのたまりやすい現代人にとってうれしい成分です。
ウーロン茶ダイエットの正しいやり方
ウーロン茶ダイエットの方法は、食事中または食後にウーロン茶を飲むだけの至ってシンプルなダイエット法です。
摂取量は1日600ml~800ml(コップ3~4杯)を目安に、食事と一緒に摂っていきます。
できるだけ毎食(3食)全てにウーロン茶コップ1杯を飲むということを心がけ、食事によって吸収される油分対策を行いましょう。
また、食事中や食後というタイミングにはそれなりの意味があります。
空腹時に飲むとカフェインの作用で胃腸の調子が悪くなったり、腹痛や下痢、便秘といったトラブルを招いてしまう危険性があるため注意しましょう。
ウーロン茶ダイエットの効果的な飲み方
ウーロン茶を効果的に飲むなら、食事中、食後に飲むのがベストです。
ウーロン茶の持つ脂肪を分解したり吸収をジャマする効果が最大限に発揮できるのは、胃の中に対象となる食べ物があってこそ。
食事中は食事の味を損ねてイヤ、と感じるのであれば、食後すぐにウーロン茶を飲んで脂質対策に取り組みましょう。
そしてもう一つ、ウーロン茶ダイエットには最適なタイミングがあります。
それは「運動をする前」に飲むことです。
ウーロン茶には交感神経を活性化させる働きがあり、それにより代謝が上がることで消費エネルギーの燃料率が高まり、ついてしまった脂肪にもアプローチができるのです。
せっかく飲むなら以上の点に気をつけて、ウーロン茶本来のパワーを感じながらダイエットに取り組みましょう。
ウーロン茶ダイエットで成功した人の口コミ体験談
ウーロン茶ダイエットの注意点
カフェインの摂り過ぎに注意
ウーロン茶は緑茶と同じ原料から作られています。そのため、カフェインの含有量は緑茶とさほど変わらず150mlあたり30㎎と低めの数値。
しかし、いくら低カフェインとはいっても飲みすぎると健康に悪いことは確かですし、種類のよってはカフェイン量が多く含まれているウーロン茶もあるため注意が必要です。
カフェインには利尿作用や興奮作用があること、妊婦さんは摂り過ぎると体によくない成分であることを忘れずに、適度な量を知って、ムリのない範囲で摂るようにしましょう。
貧血を起こす可能性がある
ウーロン茶に含まれるタンニンには鉄分と結合する性質があるといわれています。
結合することで溶けにくい成分へと変わってしまい、鉄がうまく吸収されなくなる可能性があるんです。
そのため、貧血気味の方や貧血を発症しやすいという方は、症状を悪化させる危険性を考え、体調の変化に気をつけましょう。
ウーロン茶ダイエットのまとめ
ウーロン茶ダイエットについてご紹介してきました。
今までなんとなくウーロン茶を飲んでいたけど、これからは積極的に飲みたくなったという方も多いのではないでしょうか?
これらの優れた効果や効能は、あのトクホにも認定されているので、安全性もありますし安心して続けられますね。
記事で紹介したウーロン茶ダイエットの「正しいやり方」や「飲み方」を思い出しながらぜひ一度は挑戦してみてください。
ときにはウーロン茶の力だけに頼らず、運動時の脂肪燃焼効果も高めながら効率よくダイエットを成功させましょう。