以前、あるテレビ番組で紹介されて一大ブームをとなった「朝バナナダイエット」。
紹介された翌日は、スーバーからバナナがなくなるということが起きるほど、注目されたダイエット法です。
現在はブーム熱は落ちついていますが、「痩せたい!」というダイエッターの女性の方に人気です。
そこで今回は、定番となっていて気になる、朝バナナダイエットのやり方やコツなどをご紹介していきます!
目次
朝バナナダイエットとは
朝バナナダイエットとは、朝食をバナナに置き換えるというダイエット方法です。
朝食時にバナナだけを食べることで、1日の摂取カロリーをおさえることができます。
朝バナナダイエットの効果
むくみ解消に効果のあるカリウム
果物の中でも特にバナナには、カリウムを多く含んでいます。
カリウムは体内の余分な水分を体の外へ排出する作用があるため、むくみの予防や改善する効果が得られやすいといわれているんです。
さらに、脂肪の燃焼を活発化させるため、ついてしまった脂肪を落としやすくしてくれる効果も。
食物繊維の作用で便秘を改善
野菜や果物に多くふくまれている食物繊維は大きく分けると、「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類です。
水溶性食物繊維は、体内の水分を吸収するとゲル化して、便をやわらかくしたり、老廃物を吸着して体の外へ排出してくれる作用があります。
一方、不溶性食物繊維は、体内の水分を吸収して膨らむ性質を持っています。
これにより、便のカサが増えて腸に刺激をあたえ、ぜんどう運動を活発化させてくれるんです。
バナナには、この2つの食物繊維がバランスよくふくまれており、便秘の予防や改善に効果が期待できます。
ビタミン Bで代謝をアップ
ビタミンB1・B2・B6・B12・ナイアシンなどのビタミンB群は、代謝を促進させて脂肪燃焼をアップさせる作用があります。
バナナにはビタミンB群が豊富にふくまれており、蓄積された脂肪を効率よく燃焼しやすくなるんです。
また、エネルギーが十分に作りだされるため、活動量の多い朝に食べると元気に過ごすことができます。
イライラをふせぐ効果のあるトリプトファン
バナナには、アミノ酸の一種であるトリプトファンが豊富に含まれています。
トリプトファンは“幸せホルモン”とも呼ばれている脳内物質で、神経を落ち着かせる「セロトニン」を作りだしてくれる作用があるんです。
セロトニンが生成して分泌されることで、ダイエット中のイライラがおさえられて暴飲暴食が回避されやすくなります。
朝バナナダイエットの方法
朝食をバナナに置き換えるだけ
朝バナナダイエットの方法は、朝食を1~2本のバナナに置き換えるだけです。
朝食をバナナだけにすることで、1日の摂取カロリーをおさえることが可能になります。
また、胃や腸を休めることができるため消化・吸収が高まり、代謝が促進する効果も期待できますよ。
昼食と夕食はバランスの良い食事を食べよう
朝バナナダイエットは、昼食と夕食は普段通りに食べるようにしましょう。
バナナだけでは栄養が不足するため、体が不足分を補おうとしてリバウンドを引き起こしてしまう可能性があります。
そのため、昼食と夕食は・三大栄養素であるたんぱく質や脂質・炭水化物を中心に、ビタミン・ミネラル・鉄分などをプラスし、バランスの良い食事を食べるようにしてくださいね。
朝バナナダイエットを成功させるコツ
間食は控えよう
朝食がバナナだけだと昼食まで待ちきれず、間食を摂りすぎてしまうことも。
間食をすると摂取カロリーが増えてしまい、ダイエット効果を得ることがむずかしくなります。
そのため、間食でバナナを食べるのは控えて水分補給をするように心がけ、空腹をまぎらわせるようにしましょう。
適度な運動を取り入れよう
代謝を上げて痩せやすい体にするためにも、毎日適度な運動を取り入れるようにしましょう。
特におすすめなのが、手軽にはじめやすい「ウォーキング」です。
ウォーキングは有酸素運動の一つで、エネルギー代謝を利用して行います。
その他の運動と比較すると脂肪をエネルギー源にする割合が多いため、消費カロリーが増えて、体脂肪が落ちやすくなるそうです。
有酸素運動は20分後からその効果が出るので、朝バナナダイエットを行うときはなるべく、30分を目安にウォーキングするようにしましょう。
朝バナナダイエットの口コミ
朝バナナダイエットを実践した方の口コミを集めてみました。それでは感想を見ていきましょう。
朝バナナダイエットのインスタグラムでの声
朝バナナダイエットの注意点
バナナを食べすぎると逆に太る
ダイエット効果を早く得たいために、バナナを一日に摂取する目安量よりも多く食べてしまうこともあるそうです。
バナナのカロリーは、一本あたり(食べられる部分90g)77kcalで、糖質が約20gほど。
2本以上食べると、カロリーや糖質の量が増えてしまうため、太りやすくなってしまいます。
朝バナナダイエットを成功させるためにも、食べ過ぎないようにしましょう。
バナナにふくまれている成分に注意
バナナには尿管結石の原因になる、シュウ酸という成分が含まれています。
毎日1~2本以上取りすぎてしまうと、その症状が現れるとされているので、食べすぎには注意が必要です。
また、バナナに含まれているカリウムを過剰に摂取するのもよくありません。
腎臓に負担をかけるため、腎臓が悪い方は症状をひどくさせてしまう場合があったり、高カリウム性になる可能性があるとされています。
そのため、バナナダイエット中はもちろん、通常時でもバナナを食べる量には気をつけてくださいね。
【朝バナナダイエットのまとめ】
朝バナナダイエットについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
朝食時にバナナを食べるだけなので、続けられやすそうですよね。
また、バナナはいつでもスーパーに並んでいて、手軽に購入できるため、思いたった次の日からすぐにはじめられるという利点があります。
ただ、バナナを食べすぎたり間食をしてしまうと、カロリーや糖分を摂りすぎてしまうため、気をつけなくてはいけません。
朝バナナダイエットで痩せるためにも、バナナの一日の摂取量は守り、昼食や夕食は栄養バランスの良い食事を食べてくださいね。