スーパーフルーツやスーパーフードと呼ばれることもある「アサイー」。
世界中のモデルや女優が取り入れたことで日本でも一躍話題となり、今でも人気の絶えない食材です。
古くから先住民の貴重な栄養源として食べられてきた歴史があるアサイーには、さまざまな成分や効果が秘められています。
このページではアサイーに含まれる効果や、ダイエットのやり方、レシピ、注意点などについてまとめてみました。
アサイーを知らない人も、これからアサイーをダイエットに取り入れようとしている人も、ぜひ参考にしてダイエットの成功に役立ててくださいね。
目次
アサイーダイエットとは
アサイーダイエットとは毎日アサイーを使った料理を食べて行うダイエット方法です。
アサイーとはブラジルを原産地としたヤシ科の植物で、直径約1cm~1.2cmの果実をつけます。
鉄分や亜鉛などのミネラルや、ビタミンAや葉酸などのビタミン類を豊富に含んでいることから「スーパーフルーツ」とも呼ばれています。
見た目がブルーベリーにも似ているため「アサイーベリー」と表記されることもありますが、味にベリーの要素はほとんどなく、若干の渋みとコクがあるくらいでクセもありません。
そのため他の食材との相性が良く、スムージーやボウルにアサイーを加えるだけで美味しさは確実にアップします。
アサイーダイエットの効果・効能
栄養バランスが整い代謝がアップ
アサイーダイエットの最大の魅力はなんといってもバランスよく栄養素が摂れることです。
健やかな体になるために必要なビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維、ポリフェノールを一度に補え、基礎代謝のアップにもつながります。
また、朝食にアサイーを摂ることで体にエネルギーが行きわたり、活動的に過ごすことができますよ。
ビタミンCが脂肪細胞の成長を防ぐ
アサイーに含まれるビタミンCはレモンの約3倍。
ビタミンCには細胞の代謝をアップすると同時に、脂肪細胞の成長を防ぐ効果があるとされています。
脂肪細胞にはエネルギーを与えないように選択的に働きかけてくれるため、効率のよいダイエットができるようになります。
水溶性食物繊維が脂肪をつきにくくして便秘も解消
アサイーに含まれる食物繊維の量は、含有量が多いことで知られているゴボウの約3倍といわれています。
また、アサイーには水溶性食物繊維が豊富なため、血糖値の上昇をゆるやかにして、脂肪が付きにくくなるとされているんです。
さらに、食物繊維は腸内を通りながら環境を整えてくれるので便秘の解消にもつながりやすく、腸内をゆっくり移動することから満腹感の持続効果が得られます。
ポリフェノールが老化を防ぐ
アサイーに含まれているポリフェノールの主成分はアントシアニンです。
その量はブルーベリーの約5倍ともいわれ、活性酸素による酸化や老化を防ぐ効果があります。
老化が防げるため若返りなどの美容効果が期待できるのはもちろんですが、老化現象により太ってしまった場合にも有効であると考えられています。
オメガ脂肪酸がコレステロール値を下げる
アサイーはヤシ科の植物ということで、不飽和脂肪酸などの油脂を含有しています。
その中にはオメガ脂肪酸のオレイン酸やα-リノレン酸が含まれているため、コレステロール値を下げて改善する効果が期待できるのです。
体重や体脂肪の増加を防ぐことにもつながるため、アサイーを使って効率的に補っていきましょう。
カルシウムでイライラ防止
アサイーには牛乳の約4倍以上ものカルシウムが含まれているといわれています。
そのため、ダイエット中のイライラを防止したり、骨粗しょう症の予防に最適です。
さらに、カルシウムには自律神経を整える作用があるため、体温がキープされて代謝が下がるのを防ぎます。
アサイーダイエットのやり方
アサイーダイエットは朝食にアサイーを使った料理を置き換えて行います。
もっとも定番とされているのは「アサイースムージー」または「アサイーボウル」です。
スムージーなら、ダイエット効果のある他の食材と一緒にミキサーにかけてしまえば、ボリュームが増して相乗効果も期待できます。
ボウルもまたミキサーを使ってペースト状にするだけで、あとはシリアルやフルーツなどを添えてしまえば簡単に作れてしまいます。
ミキサーは手間だし後片付けも面倒…などと感じる場合には、粉末状(パウダータイプ)のアサイーを利用すると便利です。
すでにアサイーが加工された商品やそのまま飲めるドリンクタイプも売られているので、近所のコンビニなども活用してみましょう。
アサイーダイエットのレシピ
アサイースムージー
【用意する材料】
・アサイー(小分け冷凍パック) 1袋
・小松菜(茎を除く) 20g
・にんじん 1/3本
・ミックスベリー(冷凍品) 1カップ
・ヨーグルト 200ml
・お好きな野菜ジュース 20ml
・はちみつor砂糖 大さじ11/2
【作り方】
1,にんじんは洗ってから薄くスライス。小松菜の葉の部分はみじん切りに。
2,1とその他材料を全てミキサーに入れてドロドロになるまで攪拌する。
3,グラスに注いだら完成。
アサイーボウル
【用意する材料】
・アサイー(フローズン)1袋 100g
・豆乳or牛乳 100㏄
・バナナ 1本
・フローズンミックスベリー 適量
・グラノーラ 適量
・はちみつ お好み
【作り方】
・1,バナナ1/2と豆乳をミキサーで混ぜる。
・2,混ざったら4当分に切ったアサイーを加えてミキサーで混ぜる。
・3,スムージー上になったらボウルに移す。
・4,残りのバナナ1/2を薄切りにして、グラノーラとミックスベリーと一緒に3に盛り付けたら完成。
アサイードリンク
【用意する材料】
・冷凍アサイー 1袋/100g
・バナナ 1本
・牛乳or豆乳 100ml
【作り方】
1,全ての材料をミキサーに入れて混ぜたら完成。
アサイ―ダイエットにおすすめのレシピ動画集
アサイーダイエットで成功した人の口コミ
「ボディラインがすっきりしてきました。肌トラブルも減ったし」
アサイーダイエットの注意点
食べ過ぎに注意
食物繊維は便秘の解消にも効果的です。
しかし、アサイーに含まれている食物繊維は水溶性であるため、食べ過ぎると腹痛や下痢になってしまう可能性があります。
内臓の負担となってしまうことを考え、一度にたくさん食べ過ぎないようにしましょう。
置き換え以外もバランスのいい食事を心がける
アサイーにはたっぷりの栄養素が含まれていますが、その栄養だけで1日に必要なものすべてが補えるわけではありません。
置き換える朝食以外の食事にも気を使い、バランスの良い食事を摂るようにしましょう。
また、アサイーだけで3食取るといった極端なダイエットは栄養が偏ったり体を壊す恐れがあるため控えるようにしてくださいね。
組み合わせのカロリーに気をつけよう
アサイーに牛乳やジュースを混ぜたり、フルーツやシリアルなどをトッピングして楽しむ機会も多いと思います。
しかし、いくら美味しいからといっても、組み合わせる食材のカロリーに気をつけなければダイエットは成功できません。
アサイー自体にはそこまでカロリーはないため、トッピングに使う食材のカロリーを把握してカロリーオーバーを防ぎましょう。
アサイーダイエットのまとめ
アサイーダイエットについてご紹介してきましたがいかがでしたか?
スーパーフルーツと呼ばれる所以に納得できた人も多いのではないでしょうか。
アサイーはほとんどが種であるため、1粒当たり5%ほどしか食べられる部分がありません。
しかしその5%内に、ポリフェノールやビタミン、鉄分、不飽和脂肪酸といった栄養素がギュッと凝縮されているのです。
味や匂いにクセがなく、食べやすくて続けやすいのがアサイーダイエットの大きな魅力です。
栄養満点のアサイーで健康的に痩せやすい体を手に入れましょう。